ココロノトゲ 2
作詞 キモチ
ココロにとげが生まれました
それは、他人から私を守るために生まれました
他人をよせつけないように
でもそれは
ただの鎧だったんです
弱い自分をまわり見せないための
そんな私に
希望の光ができました
それは
私のココロに潜り込んできた
1人の妖精
最初は虫けら同然に思っていたけれど
いつの間にか
なんでも話せる唯一の存在になりました
その妖精はいいました
自分に自信をもて、と
でも私はできませんでした
どう行動すれば
自信を持つことに繋がるのかがわからなくて
そのことを正直に話すと
妖精は、少し手伝ってあげると言いました
それから妖精は、なにやら忙しそうに動き回っています
なにをしているのか聞いても
返事はありませんでした
数日して
私は私のココロが明るくなったことに気付きました
私は、妖精の仕業かと思い、探しました
よくみると妖精は何かを縫っていました
それは、とげでした
五つ、同じ大きさのものを集めて
星の形にしていました
出来上がったものは宙に浮かび
煌めいていました
それが私のココロをてらしていました
それから更に数日経ち
私のココロにあったとげは
すべて星になりました
そして私は
自分に自信が持てるようになりました
妖精に礼を言おうと思い
あたりを見回したけれど
もうすでに、妖精はいませんでした。
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