痛みに心が慣れて
壊れたまんま笑ってる
崩れ落ちた何かに
気付かない振りをして
あたしは歩き出した


この痛みを
あなたは知らないでしょう
一生知ることもないでしょう
ただただあなたのその笑顔は
あたしの心に痛みを残した

誰に向かって笑いかけるのか
誰を思って笑っているのか
分かるのはただ一つ
あたしではないことだけ

痛みは色を変えて
やがて切なさや絶望へ
恋しさは時を経て
やがて揺るがない愛へ


痛みに心が慣れて
壊れたまんま笑ってる
崩れ落ちた何かに
気付かない振りをして
あたしは歩き出した

誰を思っているの？
あたしではないこと
知っているから心に秘めた
結末が分かりきった物語
いつか変わると
信じる心だけを信じてた
変わらない結末に近づく度に
心に詰まるこの想い
なんと呼べばいい？


もしもあなたが
この想いを聞いてくれるなら
伝えたいことがありすぎて
きっと言葉にならない
泣きそうな顔で
言葉を探すことで精一杯になるんだろう


それでも求めて
愛を求めて
終わりの決まった物語の中
さまよい続けてる

痛みに心が慣れて
壊れたまんま笑ってる
崩れ落ちた何かに
気付かない振りをして
あたしは歩き出した



いつかこの痛みが癒えた時
あなたは何を見てる？