春を謳う
作詞 結花紡樹
何もない 無彩色の世界で いつまでだって 笑ってくれた
振り向いた その笑顔で 僕はいつまでも 泣いていれた
いつぞやの あの気持ちから 僕を 君を ずっと守りたかった
今も何処かの 空に舞った 愛の 恋の 結晶を
消えた思いの偶像は どこか海の中
見つけられなくても 探しに行く
海底まで探す想いを 君にあげる誓いを
誰かの代替品じゃない 僕の思いで
溶けたチケットも 手に入れた悲しみも 手の内から 溢れてゆく
涙の先なんて 繕うことしない 真っ直ぐな未来を 受け入れる
苦手すら 好きと繕う 君の 声 聞こえなくて
完璧なんて いらないって 言えない 言わない 僕は何者?
韻踏んだ器用な感情 論破された真っ当な正論 リップサービス大繁盛沸騰 それでいいのか?
いつまでも伝えられやしない いつでも言えるとかそんなんじゃない 一年華やぐ君への誓い
「……だ」
交えた思いの実像は いつも僕の中
宝箱に絡めた糸は 意図を見させてくれない
意味だけわかっても それが100%じゃなくても
不器用のまま踠く その「 」を生きる
繋がって 笑って 振り向いて その笑顔が好きだった
賞賛した 消化した その言葉は 残ってるよ
消えた思いの偶像は どこか空の下
落ちた心も全部 君の中へ
歌った春も 堕ち続けた冬も
僕の中で謳ってる だから
今 僕は 春を謳う
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