僕
作詞 takn
テーブルの上に少し残った風邪薬
締め切ったカーテンの向こうでは誰か笑っているだろうか
起き上がる気力も無くて蒸し暑い部屋
ダラダラ時間だけが流れてく
自分の声も忘れてしまったよ
むず痒いところも届きはしないさ
強がり続けた結果こうなったんだ
ある日突然気付いてしまった
誰も僕に興味がないって
友情の一方通行ほど怖いものはないな
誰もいない土曜日の午後 何気なくテレビをつけた
花火大会があるらしい別に興味もないけど
そういえば夏らしいこともしてないなって
気付いたときには夏は過ぎ去ってて
窓には綺麗な花が咲き けたましく歩く人々の群れ
別に羨ましくなんかないけど
満たされないまま
見つけられないまま
いるよ ここにいるよ
誰か僕を見てよ
愛し愛される
意味をまだ知らなかっただけなんだ
お願い 僕に気付いてよ
何も無くても季節は巡り肌を見せない季節が来た
僕は人に本音は言えない ただ怖いだけだが
アルバムめくり 過去にすがり 残した過去は時間だけか
いつか見た霧の先の光る塔に登ってみたいな
ただ今は見えないただいまはいつ言おう
誰でも彼でも見下してた僕
今となりゃ幸せの定義 なんてものは知らないけど
きっとあいつらみたいなのを幸せって呼ぶんでしょう
それでも僕は情報の波に のまれながらもまれながら
自分より不幸な奴見てケラケラ笑ってる
卑しく僕はは特別な存在だって思ってた
大人になって考えてみた
所詮僕は社会の歯車なんだ
正解はない ルールがある
縛られ続けた日常
嘘も現実過去も生きてる
時間はただ過ぎてく
別に悔しくなんかないけど
満たされないまま
見つけられないまま
いるよ ここにいるよ
誰か僕を見てよ
愛し愛される
意味をまだ知らなかっただけなんだ
お願い 僕に気付いてよ
僕は変わる きっと変わる
まだ覚悟は決まらないが
いつか変わる いや明日変わる
昨日までの僕よ さよなら
生きてた自分にさよなら
死んでた自分にさよなら
|