どこにも居場所なんてない
作詞 くろいぬ
コンビニ弁当 味気無く 食後にいつもの抗うつ財
こいつが効くなら世話ねえよ 気休め程度なら要らないよ
辛酸舐め這いずる日常 時給700円の苦行 ふと姿を現す病状
こんなはずじゃなかった 気付けば僕は凡小な死にたがり
瑣末な命ひとつをぶら下げて ふらつく足で干涸びた街並を歩む
嫌に映える西日 橙の夕景に伸びる独りの影法師 カラスの耳障りな嘲り
心の中、自分自身との会話 僕を否定する僕 そいつに頷く僕
さながら死地を求め彷徨う旅人 もしくは落ちぶれた夢想家、その成れの果て
僕に目をくれる人は不在 その歩みを止めてくれる人もいない
どこへ行こうかなんて 最初から頭に無いんだ どこにも居場所なんてない
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