窓をそっと開けた この空気を換えたかった この違和感を取り除きたかった 澄んだ中に僕がいて 濁ったように思えて 異物は自分自身なんだろう やりきれない思いが そっと そっと 手を伸ばしてくるから 目を背けて うずくまってた きっと人生の出発点は 産まれた時ではなく ほんと最近なんじゃないかな 喜怒哀楽を引き連れて 消えることを受け止めて 目新しいものは 何もないけど そっと開けよう いつもと同じ窓を