僕は君に恨みがあるわけじゃなかった
仕方なかった　傷つかないため
君を犠牲にすることしかできず
君を傷つけて
僕も傷ついて
気づいてないだろう？
僕は君が泣くたび　痛みを負った

飛びたてないから飛べないように
君の翼を折ることしか
僕らには手段がなかった
悪いとは思うけど君を壊すしかなくて

でも本心じゃない！


進学した僕の横にいつしか君が
あの頃のように　来るようになり
また笑いあうようになって
僕の傷は深く
後悔だけが重なる
君の傷はどうなの？
笑顔の下見える　傷跡痛々しくて

飛び立とう壊れた翼で
君の羽はもう飛べる？
飛び立った君に
僕の羽はいつしか重くなっていた

こんなの望んでない！


笑い手を伸ばした君
ハリボテの羽がまぶしく見えて
「僕は君の事を壊した。それでも君は・・・」
無言で引き寄せ飛び立つ君に
僕の翼も羽ばたき

過去は過去と言う君に僕はなにができるのか？
立ち向かえなかった僕に君が見せた
笑顔

過去は足枷なんかじゃい！