君に送る華
作詞 志度
君に送る花束は――
別に今日が特別な日ってわけじゃないけど
君のその綺麗な顔にしわを作りたくて
僕は花屋に向かう
突発的な考えもって
典型的なBでごめんね
毎度毎度 ご迷惑おかけしてます
デートの遅刻は当たり前
そろそろ君も慣れてきたかな
花屋のウィンドウガラスの奥
思ったよりたくさんの花があるんだね
「君には劣るけど」なんて
1度は言いながら渡してみたいね(笑)
どうせ笑うんだろうけど
「これと、これと、あれの組み合わせで」
男らしく薔薇の花を1つにしようかなって
まよったけれど 君はきっとこっちの華の方が喜ぶんだろう
僕はそんな君が好き
両手いっぱいの花を抱えれば
自然と歩く速度は速くなる
たぶん今日も待ち合わせには間に合わない
でも きっと僕を迎えてくれる君の顔は
「いい加減にしてよね…。
アタシの部屋、花で埋もれちゃうでしょ(笑)」
あぁ、僕の見たかった顔だ
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