溢れ出てくるその欲は　誰の元へと届くのか
既に手の中には抑え切れない衝動　
甘い濃厚な白濁の蜜を　
舌で嘗める行為は　まるで美しいアゲハ蝶のよう
感覚が快感へと誘導してくる　僕は何処から生まれて来たのか

枯渇な僕にとって貴方は生き甲斐のようなもの
愛しすぎて憎過ぎる　それは苦し紛れの言い逃れ
貴方の声が脳内で激しく響く　何時までも
あの喘いでいる声は僕にだけですか？
淫らに曝け出した姿を見せたのは僕にだけですか？

もう一度　快感を呼込ませて

そこ等の愛じゃ終わらせない
何処かで契約されていた運命を　調印したからには尽くそうか
死ぬまで追い詰めて　愛して　殺したくなる程に
這い蹲って　硝子の愛を確かめたい
ねえ　貴方の唇に届くまで

弱りきったアゲハ蝶を握り潰し
漆黒の粉を床に撒き散らす　殺した瞬間が殺された瞬間
僕の心臓までもが毒で満たされる
嗚呼　貴方に殺されるなら　それが　本望であるなら
今直ぐにでも毒林檎を持って
無理心中という奴を

欲望に塗れた１５歳の禁断の行為
欲望に溺れた１５歳の禁断の行為
欲望に侵された１５歳の禁断の行為
欲望に殺された１５歳の禁断の行為

貴方にだけ尽くしたい願望をこの想いを何処へぶつけよう
誰そ彼るこの午後の気持ちを
壊すことができるなら
僕は何を想うだろう．