30センチ定規
作詞 キリン
気になるあの子は 筆の様に優しくて
僕は鉛筆の様にツンツンして 君の優しさを0にする
そんな僕の消しゴムで消された 君の優しさは
きっと他の誰かの元へ 流れていくんだね
鉛筆みたいな僕でも 君の悲しそうな顔を見ると
どうしても慰めたくなって 筆になろうとするんだ
けれど僕は鉛筆だから 筆みたいに柔らかくはなれないんだ
そんな僕の 不器用な優しさを受け取った君は
「ありがとう」と言って 僕に笑いかけるんだ
定規一本分の特別扱い 僕にはできているのかな
30センチ分の優しさを僕は君に あげられているだろうか
定規一本分の距離を 僕は縮められるかな
30センチ分の距離を僕は 線を引きながら縮めるよ
君の元へ行くよ 近くて遠い 30センチ
生まれ変われるなら 君みたいな筆のような人になりたいな
でも僕が筆になっちゃったら きっと僕は君の事をスキにならなかった
僕が鉛筆だったから 僕は君をスキになれたんだよね
そんな思いは 修正テープと一緒にどこかに消えて行った
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