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夏 葬 摂 理
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作詞 時の放狼者 |
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光求め
上向く向日葵
空に舞う鳥は
風を呼ぶ
木陰創る
百を生きた樹は
眠るアナタに
歌をうたう
湧き上がる雲は
彩り添え
時折黒く染まり
雨を降らすの
時は不規則に過ぎ
季節は繰り返される
小さな子どもたちも
大きな大人になる
生まれてくる命は
終わりそして始まり
私はそれをただずっと
見守り
見送り
天へと誘う(いざなう)
生きる時は
とても長いのに
死を見るのは
一時だけで
アナタが最後に
見るものも
名残惜しそうな
私の顔ね
私の服が
何故(なにゆえ)黒いのか
それはアナタの死を
見届ける喪服
悔やまずに生きなさい
誰かを怨むこと無く
生まれ変わらぬままに
取り残されぬように
悔やまずに逝きなさい
その心で死を認め
また此処に来られるよう
ゆっくり
急がず
安らかに眠れ
命はとても重く
失うには軽すぎる
救われないがために
投げ出すモノではない
上を向く向日葵は
死にゆく人間たちを
その行き場所を無言で
見守り
見送り
風にそよいでる
時は不規則に過ぎ
季節は繰り返される
小さな子どもたちも
大きな大人になる
生まれてくる命は
終わりそして始まり
私はそれをただずっと
見守り
見送り
天へと誘う
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