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暁影 薔薇
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作詞 時の放狼者 |
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光を好まず
闇にもつかず
私 夕闇に恋焦がれ
「火」は燃え尽きて
「青」が生まれいづる
それこそが私の居場所
昏い(くらい)世界で咲き誇るの
日向に咲いた
影の花は
無明の夜に
幾重もの闇に
惑い潰され
覆い隠され
短しその一生を終えるわ
何人にも知られずに
ひっそりと 散るわ
明るくもなくて
暗さも見えぬ
私 暁に夢を見て
「陰」と「陽」とが
混じり交わる時間
それこそが私の芽吹き
明るすぎれば 枯れてしまう
月光に咲いた
陰の花よ
静かな闇に
黒きその身を
誇りに咲けよ
魔性の花よ
短しその命を輝かせ
全ての者に見せつけ
秘めたるは 可憐
昼に揺らぐ
影の花よ
昏い世界で 咲き誇るの
日向に浮かぶ
影の花は
実体もなく
誰にも見えず
祈るかのように
そこに咲き誇る
気高く美しくそこに在るの
短しその一生は終わるわ
ひっそりと 散った
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