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いつかの夏の日
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作詞 辻由也 |
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水彩画で描いたような空
鮮やかによみがえるは いつかの夏の日
草いきれ感じた風の街で
あなたと恋の日差しのもと戯れていた
あなたが笑うだけで
わたしは風にも花にもなる
空のように、海のように
あなたの真夏に触れたから
心ひらけていく夏模様だったから
夕立と雷鳴と雨宿り
ふたりの距離を確かめるまえに止んだ雨
落日と桟橋と蛍火と
想い染めて彩った いつかの夏の日
あなたが歌うだけで
わたしは星にも月にもなる
白夜道 駆け抜けた
手をひく影法師も照れていた
蒼い吐息を切らしながらも 好きだった
夏囃子 帰り道
ちょっと大きめのわたがしも
背伸びした向日葵も
ちいさくなっていく思い出の日
傍にいたはずなのに
今は彼方 夢のひとひら
あなたが笑うだけで
わたしは風にも花にもなる
あなたが歌うだけで
わたしは星にも月にもなるの
忘れないで いつかの夏の日を
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