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アルバム
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作詞 工工声 |
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胸ざわめかせた放課後
だらしなく着なした制服の
そんなきみがどこか素敵で
そのワンシーンを切り取って
ノートの隅に書いたきみの名を
消しては書いてを繰り返していた
教科書に載っていない言葉で
伝えられる言葉探していた
きみを映した
思い出ひとつふたつ
胸の真ん中辺りに閉じこめていた
心 苦しいほど溢れて
見て見ぬふりしているだけの
恋心だった
いっぱいになる想いのせいで
不器用にも友を傷つけた
友を思う小さな気持ちを
どこかできっと忘れていた
想い人のきみに恋焦がれる
そのせいか薄れゆく友がいた
けんかしたり、嘘もついたり
遠くなる友に泣く日もあった
涙流して友に落としたピリオド
友情への終止符を打つみたいに
先に『ごめんね』って
言えたのはどっちだっけ
あしたには笑いあっていた
いつものふたりだった
名前も知らなかったひと同士が
想いを交わした机ひとつぶん
近いようで遠かったりもした
教室、中庭、帰り道、みんな
さよなら、さよなら
思い出ひとつふたつ
あの涙も笑顔も身も心も
日々を生きる
時間割に似ている思い出よ
ひとつふたつ
この胸で抱きしめよう
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