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ヴェレッタ
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作詞 工工声 |
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『あなた』という名の劣情が
いまはわたしの純情
生きとし生きゆく愛ならば
もう『あなた』を求めはしない
わたしあれだけ愛でたのに
あなたは涙もくれないの?
哀しいね、そんな別れかた
心は決まっていたみたい…
時費やす日も水の泡なのね
進むたび退く人と人よ
普段は素直になれないくせに
去り際の笑みは卑怯だったわ
どうせなら最後も傷つけて
慰めはいらない
いまさら優しくしないでよ
気もないのに気が疼くから
愛の言葉はどれも過去形
『未来に遺すものはない』と
深夜に冷たく手渡した
あなたの片思いはヴェレッタ
潔く弾きがねが引けるなら
悲しみを天秤に架けはしない
わたしが躊躇うこの刹那こそ
愛を思い出す永遠に似ている
あなたの真実に触れるたび
指が嘘をなじる
期待してはダメと知っていて
わたし何かを待つ瞳
出会い、別れのときだけわたし
何も知らない少女みたいね
都合よく都合よく無邪気で
愛を語るには早すぎたのかも
『あなた』という名の劣情が
いまはわたしの純情
生きとし生きゆく愛ならば
もう『あなた』を求めはしない
何にもすがれない恋なんて
泣きたくなるでしょう
愛そうと思う想いを愛しましょう
そのまま心 燃やし尽くして
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