今までありがとう
支えてくれてありがとう
一緒に泣いてくれて
一緒に笑ってくれて
ほんとにありがとう

あなたに逢えてよかった
あなたといる時間が楽しかった
辛い時も　悲しい時も
あなたと居る時は忘れられた
ほんとにありがとう

一緒に帰ったあの道も
一緒に過ごした教室も
あなたと居るのが当たり前だったあの時間全部
もう元には戻らないんだね

着慣れた制服
履き慣れた革靴
帰りに少し遠回りして寄り道したあの店
もう日常にはないんだよね

朝寝坊して
廊下を急いで走ることも
夜遅くまで残って
くだらない雑談をすることも
そんな当たり前だった日常が
今ではとても大切な想い出

遊ぶ時に使った
あの待ち合わせ場所
もうあんまり使えないんだよね

学生最後の年になって
やること全部に「最後の」って付くようになって
ほんとに切なくなって
もう一年、あの校舎に留まっていたかった

あなたの前ではほんとの自分で居られた
作り笑顔なんていらなかった
心の底から笑えた
ほんとにありがとう
「ありがとう」じゃ伝わらないくらい
本当にありがとう

これからはお互いの道を歩いていくけど
たまには寄り道してね
「制服に革靴」
そんな格好で待ってられないけど
またいつものあの場所で