星降る街で
作詞 蘇季
冷たくなっていく世界で
空はただ「声」を降らせる
これ以上ない孤独と
鍵を手にして
道化は舞って魅せた。
「世の中どうしようもないことばかりだね。」
不条理な言葉に埋もれてしまう前に
「手の届きそうな距離までやってきたよ。」
”耳鳴りは、当分、止んでくれないらしい”
通り過ぎた人の中で
空はまた歌声を消した。
嗚呼、もうわかってしまったんだね。
それじゃ行こうか。
次の場所(まち)へ。
俄雨、足元に転がる石
意識さえ途絶えそうなほど
ありふれた日常の中でまた
遠くを見つめるだけ
今日だってそうだ。
冷たくなっていく世界で
空はただ「音」を降らせる
これ以上ないイタミと
剣を手にして
道化は舞って見せた。
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