ゲイム
作詞 千蒔
眼は何時でも奴だけ睨むのさ
耳は何時でも悲鳴を聴くのさ
顎は何時でも少し上向気味さ
唇は常日頃堅結びさ そして
口角が上がるのを感じるのさ
歪んだ愛情に嫌気が差したら
私を殺しに来るといいだろう
永遠なんて笑っちゃうぐらい
不確かなのさ 判るでしょう
踵は何時でも地を抱いて居る
爪は何時でも黙って見て居る
舌は何時でも苦さを捕らえる
口は確かに こう動くだろう
カワイソウ ナ ヒト ダネ
縫いぐるみの様に 天高くへ
放り投げてあげよう 貴方を
やがて静かに堕ちて仕舞うの
私は其を ただ見て居るだけ
何も云わない ご自由に
笑いたいなら 笑えば良いのさ
だから私は
貴方を視て 笑う
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