夢への亡命
作詞 飽き性
狭い部屋に一人
暗がりに一人
静寂に包まれる空間に
響き渡る単調なリズム
胸の奥に抱いた期待とは
少しも重ならない未来
ああ疲れたなぁ
そう呟いた
僕は 不意に
夢の国への亡命を
計画する
そうだ
さんさんと輝く太陽の
創り出すリズムに任せ
緑に溢れた芝生の上で
君と駆け巡るんだ
そうしたら
まぶしすぎる君の笑顔を
独り占めできるでしょう?
思い重なり積もり
目の前は曇り
瞳に雫が溜まって
でも綺麗な涙は零れない
胸の膨らんだプロローグとは
少しも釣り合わないエピローグ
ああなんでだろう
そう呟いた
僕は 不意に
夢の国への亡命を
計画する
そうだ
しんしんと輝く月明かりの
創り出すリズムに任せ
少し肌寒い星空の下で
君と語り合うんだ
そうしたら
はかなすぎる君の温もりを
独り占めできるでしょう?
そうか
君が僕の隣にいた時
僕の中にリズムを刻んでいた
どんな場所でも どんな時でも
とても鮮やかだった
夢の中だったら
刹那すぎるあのリズムを
もう一度思い出せるかな
そうだ
さんさんと輝く太陽の
創り出すリズムに任せ
緑に溢れた芝生の上で
君と駆け巡るんだ
そうしたら
まぶしすぎる君の笑顔を
独り占めできるでしょう?
目を閉じた
頬に涙が流れる
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