ミラー
作詞 札幌市交通局
さながら月光 行く人の影を映し
跳ね返すばかり 行く人の後は追わず
そのままそのまま 照り映えるままで
そのままそのまま 輝かぬままで
さながら鏡 行く人の姿となり
人並となり 行く人の中に紛れ
流れて流れて 同じ人達として
流れて流れて 輝かぬままで
行け猪のように 何もかも当てにせず
市場の喧騒などは 夜半の草の幻想と知り
響けよ君の足音よ
行け山のように 何者も変えられず
周囲の吐く言などは 朝日に消える露と知り
響けよ君だけの足音よ
月が沈み日が昇りだす
反射と発光の狭間で形作る
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