例えば自殺を無くそうだとか
そういう風潮が跋扈する
ありがた迷惑の世界の中
どうしようもなく息苦しく
それだけで僕は窒息しそうだ

こんな閉鎖された環境下で
『僕らしい』ものを磨けるなんて
おめでたい世間の声が響く
ずっと耳を塞いでいた

壊れてしまいそうな胸の内を
そいつらはどこまでも追い詰めるんだ

もう放っておいてくれ
憐れみの目を向けないでくれ
生きるも死ぬも僕の自由だろうに
生きてくれ死なないでくれ
元気でいろ自分らしくいろってさ
自己満足はもう済んだかい



テレビで見た逆転劇とか
マンガのカースト崩壊とか
夢見たところで現実は
何も変わってくれなくて
世界は僕を嘲笑う

壊れた僕の胸の内をやつらは
粉々に壊して立ち去ってくんだ



もう放っておいてくれ
憐れみの目を向けないでくれ
生きるも死ぬも僕の自由だろうに
少しでも悩み教えてくれ
私が解決しますってさ
言いたいことはそれだけかよ

もうやめてくれ
耳を塞がせてくれ
どうかその手を放してくれよ
僕を探さないでくれ
亡き者にしてくれ
目を向けないでくれ
忘れてくれ
目の前の縄を使われたくなければ