ストームグラス
作詞 チャる
小さく咲き誇る
アザレアは冬の調
頬を撫でる香りが
静寂に漂う
街に降り積もる
初雪のように
募らせた想いは
重ねた恋の余熱に
溶けていく
キャンドルを吹き消して
交わした約束は
煙になって消えていくよ
書き留めきれないほどの
愛しみの手を引いて
楽しい夢のよう
彩りの夜の景色
ガラス玉に似ている
悲しみが溢れる
揺れる草木の
侘しげな音は
賑やかな都会を
冷たい夜風のように
すり抜ける
予測できない未来が
不安になった時には
抱きしめて欲しかった
遠くなるあなたの影
それが酷く怖くて
さよならを惜しむことも
案ずることだって
無いけれど それでいいの
確かに愛された日々が
この胸にある限り
キャンドルを吹き消して
交わした約束は
煙になって消えていくよ
書き留めきれないほどの
愛しみの手を引いて
|