今日も一日頑張ろう


そう思うのは簡単なのに
実現しようとしてみると
顔が強張り、涙が溢れる。
それが現実ってもんでしょ。


smile,smile
学校へ行って、扉を開ける
強張る笑顔で挨拶
誰も返してくれないし、
視線は冷たい。
これが現実。

悲しい現実。

それでも私は
学校へ行く
授業を受ける
トイレへ行く
当たり前の日常を
ずっとずっとループしている。

死にたいなんて思わないわけがない
けれどそれを
世間様が許してくれない
皆の視線が
私の手枷となり離れてくれない。
お願い、誰か
この手枷の鍵を頂戴。


今日もまた夢を見る


深い深い暗闇に
ずっとずっと落ちていく。
息ができずに
体も動かない。
ただただ苦しみの暗闇の中を
沈み続ける。


fight,fight
暗闇の上で誰かが私に呼びかける
明るい笑顔で、
暗闇を照らす。
けど、君は知らない
ここの昏さを
どうせ結局は他人事。

それが人間ってもんでしょ。


この悪夢はループする
私の日常もループする

この世の全てがループする。

それって結局
この手にある手枷のせい。
この足にある足枷のせい。

私の体に絡まっている、
視線と言う名の鎖のせいなんでしょ。