不死身のダンサー
作詞 東夜 嶺
午後10時 今日もステージが始まった
幕が上がって 僕は奴らの前に現れる
僕はツギハギだらけの顔を隠して笑う
ステップをひとつひとつ踏みしめて
踊る踊る踊る
僕は不死身のダンサー
誰の為でもなく僕はステージに立つ
踊ることしか僕にはできないから
なんで死ぬことが許されないんだろう?
メロディーをひとつひとつ噛み締めて
僕のダンスなんてさ
誰を救うというのだろう
誰かの為に踊ったって
どうせそいつは僕をおいて死ぬんだろ?
どうせそいつは僕を忘れて死ぬんだろ?
だから僕は踊るんだ 誰の為でもないダンスを…
午前0時今日もステージが終わった
幕が下がると なんだか風が冷たくてさ
僕のツギハギだらけの顔が濡れたんだ
雫が落ちて落ちて止まらなくて
なんでなんでなんで
僕はなんで泣いたんだ?
ホントは寂しかったなんて そんなこと
踊ることしか僕にはできないのに
なんでこんなに感情が溢れてきたんだろう?
アンコールの渦が止まらなくて
熱い熱い熱い
僕にもちゃんと届いたよ
誰かの為に踊りたいな
いつかそいつは僕をおいて死ぬけれど
いつかそいつは僕を忘れて死ぬけれど
それでも僕は踊るんだ 誰かの為にこのダンスを…
僕はずっとここで踊ってるから
午後10時 ステージ越しにまた会おう
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