「隣のあのコは誰ですか？」

なんてコト聞けないよ

嘘くさい笑顔貼り付けて

首を傾げるアナタには

「君はいつでも可愛いね」

なんて軽い響きでしょう

きっとアナタは同じコト

他のコ達にも言うのでしょう

嫌だ嫌だとダダをこね

泣くコトなんてできないわ

アナタのセカイから弾き出さないで


ずっとずっと降り続ける

心の中は雨模様

いつもそっと顔を隠し

バレないように息を殺す

ああ、願わくば

この涙に気づかないで


今日もまた朝がやってきた

雲の晴れない空模様

まるでアタシの心みたい

アナタはふりむいてくれない

アタシを気にするフリだけで

少しずつ心離れてく

きっとアナタは最初から

アタシなんて好きじゃなかった

好きよ好きよと大声で

叫ぶコトなんてできないわ

アナタの背中を見つめているだけ


くるりくるり傘が回る

音をたて弾く雨雫

落ちる雫と同じように

アナタはアタシを手放す

もう、少し前に

戻るコトはできないのね


最近夢を見るの 一番幸せだった頃

アナタの隣にいる アタシは笑ってる

いつだって2人一緒に 手を取り歩いていた

今ではもう見る影もないけど


はらりはらり涙流れ

アナタの方へ手を伸ばす

何も掴めず空を切った

手は力なく下がっていく

「やだ」、その一言も

空気にとけ消えていった


無理だったアタシには

アナタを笑わせるコトも

だからあのコの傍で

いつまでも笑っていて

やっと晴れそうだよ

Rainy Rainy Heart