ほんの数センチ そんな気がして
手を伸ばしたけれど 届かなかったんだ

真っ暗な夜道を ひとり歩いていたら
淡い光を放つ 星に出会ったんだ
僕の行く先を 照らしてくれていて
お礼を告げようと 手を伸ばした

ほんの数センチ そんな気がしてたのに
走っても走っても 追いつけなくて
ほんの数センチ そう思っていたのは
たぶん僕の 勘違い

その星は今日も 道を照らす
次第に僕は 惹かれていったんだ
想いはいつしか 募っていってて
伝えたくなって 手を伸ばした

ほんの数センチ そんな気がしてたのに
手を伸ばしても伸ばしても 届かなくて
ほんの数センチ そんな距離には
そう最初から いなかったんだ

この声を届けたくて この想いを伝えたくて
精一杯の声で叫んだ
それでも星(きみ)には届かないんだろう…

あと何センチ？問いかけたとしても
そんな近距離には いないんだろう
叫んでも叫んでも 届かない
そんな星(きみ)を 追い続ける

ほんの数センチ そんな気がして
伸ばしたその手は 行き場を亡くした