気楽にいきやしょうぜ
作詞 舞く茸
生の閂は抜かれず 静止する人々
目覚めたまま 生死をさまよい
その眼に遠く映る 夕焼けの色
鉄よりも重く 烏の黒翼より黒く
その瞳に映える
道化の姿
何人をも魅了し
地の深淵に突き落とす
太陽より赤い血色
血の海に沈んだ船人
犠牲と後悔を惜しまぬなら
泳ぎ、掴み、離れるな
百万の人が塵になろうとも
百万の人が道化にひれ伏そうが
その空想と想像がある限り
ただの船人であれ
百万の自由人が奴隷になろうが
百万の意思が己に敵意を向こうが
その知恵と意志がある限り
ただの船人であれ
百万の気高さが黙認しようが
百万の人が何を惜しもうが
その後悔と愛おしさを忘れ
ただの漂泊者であれ
人の中に輝く変わらぬ殺意
その殺意を持つ限り
自由であれ
生の閂は抜かれず 静止する人々
目覚めたまま 生死をさまよい
その眼に遠く映る 夕焼けの色
鉄よりも重く 烏の黒翼より黒く…黒く…
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