群がりを突き進んで
｢振り向くな 振り向くな｣
誰かの声が聞こえて

鬼ごっことかくれんぼ
｢腕がない 脚がない｣
どこに隠したか忘れた

偽りとか真実とか
綺麗事 並べてたって
指先から溶けるように
無くなっていくんだ

お願い もっと
ちょっと もっと
矛と盾が行き交う世界
助けて 愛を
愛を 愛を
残りの一滴を、私に下さい



群がりを突き落として
｢これでどう？ これでどう？｣
それでもやっぱ足りない

隠れ場所も底をつき
｢見つけたよ 見つけたよ｣
結局あなたの幻

何度だって塗り替えれば
過去だって潰れて消える
かさぶたなら剥がせばいい
ちぎりとってしまえ

いらない もっと
もっと もっと
傷付けてよ 私の鼓動
殺して ぐっと
ぎゅっと 私の
残りの一滴を、あなたに注ぐわ


どこかで 愛を
愛を 愛を
求めている 愚かな私
行き場が ないよ
ないよ ないよ
残りの一滴を 飲み干して...


あぁぁあああぁああぁぁぁぁああぁあ！！！！！！



さよなら ずっと
ずっと 永久に
無くしたモノ 拾い集めて
助けて もっと
ちょっと もっと
残りの一滴は、あの世に消えた


残りの一滴は あの世に注いだ