黒猫のノーブル
作詞 こゆめ
「少しだけ笑って見せて 君の笑う顔が好きだから」
消えることない 命のともしび
なくしたくない こんないい猫生
夕暮れのアトの 綺麗な空が広がる
真っ赤に燃えた 太陽の光のせいで
目を閉じて ノーブルの足音が聞こえてくるでしょ
そう、これは どこからか聞こえてくる猫の足音
目を閉じないと聞こえないんだ すぐ近くにいるのに
触ることすらできないこの猫 目を閉じて心の眼で見るんだ
「黒い猫が見えた?」 「まだ見えない」
「私は見えてるよ」 「え!どこどこ?」
「アンタの手の先」 「あれ?いないよ?」
「忘れたの?触れないってこと」 「あぁ、そうだった」
目を閉じて 何時間経つだろうかと思い返してみる
集中してみる 心の眼が一瞬だけひらいたんだ
目を閉じてずっと待ってたら 見えたあの黒い猫
可愛い目をしてたんだよ とっても可愛い目をしていたんだよ
「見えた!見えた!」 「お、やっとか」
「うん、見えたよ」 「黒猫だったろ?」
「うん、そうだった」 「良かったな」
「え?どうして?」 「いや、なんでもない」
「黒猫の行き先はわからないが いつでも回りにいるということ」
「変に現実を見てる奴には絶対に 見えることのない黒い猫なんだ」
「だから良かったって言ったんだ まあそれはそいつに伝えてないんだけど」
「いつかわかることになるだろう 教える立場になるだろう」
「いつの日か私が死ぬ前に あいつが会いに来てくれたなら」
「教えてあげようかな。 でもやめとこうかな・・・」
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