眠り初恋
作詞 湊 慈雨
初恋が眠りにつく
あの頃のように 何も知らずに
靡く髪 見惚れていた
林檎の酸味に よく似た香り
好きですを飲み込んだ喉は
いまだ棘の抜けないままで
どこかで幸せにと願うのは
心の外突き放す
わたしの知らないあなた
残るのはいつも 出会いの甘さだけ
初恋と呼ぶ ためらい
包装紙巻いても 言えない記憶
細い指 絡めたのは
幼子の特権 消える約束
さよならを伝えたくちびるは
いまだ白く冷たいままで
重ねた日々見つめては
色褪せていく感覚
わたしの知らないあなた
残るのはいつも 出会いの色彩だけ
好きですを飲み込んだ喉は
いまだ棘の抜けないままで
どこかで幸せにと願うのは
記憶の外突き放す
わたしの知らないあなた
残るのはいつも 出会いの甘さだけ
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