父から僕へ 僕から君へ
作詞 nove
父さんが生まれた頃 この街は今よりずっと田舎で
田園風景なんてシャレた言葉が似合わないくらいに
だけど 春に咲くスミレは綺麗だった
母さんが小学生の頃 テレビが珍しくて
近所の人が珍しがって集まって見てた
だけど それが何故か楽しかった
君には想像もつかないだろう でも そんな日もあったんだってさ
そして父さんが大人になって 母さんと出会って
僕が生まれてくる頃には
ずっと僕らが笑っていられるような 日々を
そう 願って いたんだろうな
僕が反抗期の頃 街中が眠らなくなってて
ケンカばかりの日々の中 すれ違っていった
だから いつもなんだか寂しかった
僕が社会人になる頃 父さんはもうすぐ還暦で
ろくに飲めない二人でお酒を注ぎあって
傍で それを見て母さんが笑ってた
君にはまだまだ先の話だけど でも 君ともそんな日を迎えたい
いつか父さんがじいちゃんになっても あの日のように
笑って出迎えてくれるから
ずっと僕らが笑っていられるような 日々を
そう 願って いるんだろうな
そして僕が大人になって 大切な人を見つけて
君が生まれてくる頃には
きっと同じように いやそれ以上に僕ら ずっと
そう 願って
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