哀愁唄
作詞 テギュン
窓の外吹き付けた 妙に冷たい秋風が
グラフィックなネオンを抉って 夜の街へと突き刺さる
しけたcigarette かする鼻先 万代橋は今日も雨
いつ開封したかも解らないまま あなたへと先走る
響くありがとう 過ぎたサヨナラ 全て飲み込んだ
そよぐ秋風に 捧げた夜を あといくつ待てばいい?
答えを求めた
ラフ加減を求めてた軽いあなたの良さに触れ
それが今では優しさと気付くのは遅すぎて
開けたcigarette頃合いを見ては
駅前通に立ちすくむ
愛してるも聞けないまま愛してないを口ずさむ
捧ぐ愛の唄 錆びたあの部屋 色も飲み込まれ
変わる景色に抜けてく炭酸他にはなにも要らない
答えを探しに
どんなに精巧に作られたシナリオよりも
あんなに毎日を求めたあなたの隣を
幾らキレイな夕焼けも一人で見つめる味気なさに
ニヒルな背中で奪った色づき始めたソメイヨシノ
響くありがとう
過ぎたサヨナラ
それが飲みこめないからこんな唄をうたう
ひとえに散りゆく春の桜でも一瞬のために色づくの
冬に凍える星の空も
私の肩を押すわ
そうしてサヨナラを飲み込む
答えも見つかる
あなたの血で染まった 真っ紅な あゝ
哀愁唄
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