期待と絶望と衝動
作詞 灯開 彰
手首から溢れる染みたれた温かさにも慣れてしまって
長袖しか着れない僕のことを太陽までもが虐めに来た
どうしようもなく寂しくて どうしようもなく苦しくて
君だけは分かってくれると思ったから声を振り絞ったんだ
「死にたい」と伝えたら
「じゃあ死ねば」と返した
その言葉がとてもとても重くて
僕は全てとさよならすることを決めました
「本当に死にたいと思ってるならそんなこと言わないよ」
でも君だけは引き止めてくれると思ったから あああ
どうしようもなく切なくて どうしようもなく辛くて
途方に暮れた僕は君に壊れかけた感情を見せたんだ
「死にたい」と伝えたら
「じゃあ死ねば」と返した
その言葉がとてもとても重くて
僕は全てとさよならすることを決めました
確認できて良かったよ ほらこれで悲しむ人もいない
でも君は君だけは
虐められている時に庇ってくれた君だけは
忘れ物をしたときに貸してくれた君だけは
覚えの悪い僕に教えてくれた君だけは
一緒に花火大会に誘ってくれた君だけは
僕のことを必要としていると思いたかったから
目から零れ落ちた水がカッターの先にぶつかった
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