１）光の中をのぞいてみた　期待に胸を膨らませて
　　どきどきする胸を抑えて　駆け出しそうな足を止めて
　　「確かに光だったはずなのに」　そう　この目に映るのは光
　　ただ真っ白じゃなかっただけさ　白の中の一点の黒

　　白を夢見てた瞳は黒に惹かれ　道なき道を歩き出す
　　刃に口付けをするように　動かない風を描くように
　　
　　そう、君は鳴らない鈴のような声で
　　燃えない太陽のような未来を話す　静かに　静かに
　　瞳の奥　君の中を映し出す　もう
　　君と僕の大好きだったあのオレンジは　映らず　燃えずに
　
２）瞳の中をのぞいてみた　怖くてこの手は震えてたけど
　　どきどきする胸を抑えて　溢れそうな涙を止めて
　　「君の中に僕はいるよね？」　そう　その目に映るのは僕
　　ただ終わってしまってただけさ　「さようなら」って聞こえてくるよ
　
　　もう解ってしまったんだ　君と僕の藍色を
　　もう持っていたペンを離すよ　人生（すべて）書き直すなんて無理だね
　
　　そう、君はまるで続いているような声で
　　僕と君の将来を僕に話す　どうして　どうして
　　僕はもう気づいてしまったんだよ　そう
　　君と僕の藍色の日　もうすぐそこに迫ってきてるよ？

　　ねえ、話してよ　
　　どんなことも君から知りたいな　ねえ

　　そう、きみはまるで飛べない鳥のような羽で
　　あのオレンジ色の空を鎖す　確かに　確かに
　　君はまだ話してくれないけど
　　僕はもう全て解き明かしたい
　　そう、君は光を拒む月のように　かわして　踊る
　　もう美しい未来は描けない　けど
　　僕は今、真実（きみ）に手を伸ばす　そして、そして・・・