お元気ですか？　私はそれなりです。
あなたと離れて　もう５年が過ぎました。
不思議ですね、まだ　忘れられません。

私というのは醜いですね。
こんなにもあなたを引きずって…。
次の恋に手を出せないでいる。
…想いが通じていたわけでもないのに。

あなたと離れた私は　未だに大人になることが出来ず
まだ　あのときのままで。
“いつ会っても気付いてもらえるように”
なんて　口実つきで。

あのときのまま　時間が止まってしまえばよかったのに。
全くの進展がなくても　あのときのままでいたかった。

臆病な私は　自分に自信が持てず
見栄を張っては自分自身を苦しめていました。
無心な私は　あなたへの積もった思いを
勝手に“禁断”にしてしまって。

だから　私の心はあの頃に捕らわれ
動くことも　消えることも出来ぬまま　存在し続ける。

あと　どれだけの勇気があったなら
あなたと接せるだろう。

あと　どれだけの時間があったなら
後悔しなかっただろう。

きっと　あと何年か、ほんの何年か後には
お互いに新しい家族が出来るでしょう。
けれど　私にとってソレは
あなたを忘れる唯一の手段でしかないのです。
幸せなあなたをいつまでも想いながらも　切り離すべきの想い出。

けれど　どうかその日までは　想わせていて
叶わないけれど　あなたと幸せになりたい

今でも気持ちは変わらない。
あなただけを愛しています。