幼稚な落書き
作詞 凛檎+
懐かしい公園 幼い頃
並んで書いた幼稚な落書き
2人で作った歪な文字
僕と君だけの秘密の暗号
僕は今でも憶えてるよ
冷たい身体 静かに眠る君
棺の中に君への手紙
たった一文字と一文
秘密の暗号と「どうか笑っていて」
時が過ぎて 僕は大人になった
愛する人の子供も出来た
君の事は何一つ欠けていない
かけがえのない君との思い出
モノクロ写真 静かに笑う君
ポストの中に君から手紙
たった一文字と一文
秘密の暗号と「どうか幸せになって」
君も憶えていたんだね
僕は笑える
ただ僕は 笑える
君の言葉が 優しさが
僕の心に傘を差してくれたから
想ってくれてたんだね
笑ってるんだ
ただ君が 笑ってる
思い出の中で 僕の傍で
今なら感じられる 君を
傍に居てくれたんだね
消印が一昨日の季節の便りのようなはがきが一枚
差出人は君 宛先は僕
僕の瞳に映った君の癖のある文字
「うちはあんたが生きていてくれれば幸せよ」
溢れる想い 霞む視界
秘密の暗号
最初はただの幼稚な落書き
いつの間にか僕らの間で
意味を持つようになった
『もしも君が僕より先に逝っても
僕は強く生きられる』
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