彼らの瞳が見つめる先 それは遥か大空の彼方 彼らには大きな翼がある 白銀に輝き ちからいっぱい羽ばたける翼が 私に翼はない 私は彼らを見つめる 彼らは誰にも聞こえないような小さな声で何かをつぶやく 「あぁ」私も静かにつぶやいて 一つつけたす 「約束だ」 また会うその日まで その日には、きっと 彼らは何も言わずに地面を蹴った 私には彼らを見送る義務がある 私も何も言わずに見送る 空を見上げて 言わずとも伝わる何かが私たちの間にはあった その日まで!