なんでかな？
僕ら同じ尊い命
どこで間違えたのか
僕ら命を甘んじる

なんでかな？
僕ら同じ儚い命
何を勘違いした？
特別になれるはずない

神に授かったはずが
神になった気がして
無碍に扱った

償えない罪を増やして僕らは
償おうとしない
壊れた天秤にかけた命は
もう右には傾かない
本当は同じ重さのはずなのに…


なんでかな？
僕ら同じ醜い心
何を勘違いして
綺麗に繕おうとする

なんでかな？
僕ら同じ汚い心
何度綺麗にしても
本質は変わるはずない

神に授かったモノを
なぜ自ら捨てて
勝手に奪った

償えない罪を増やして僕らは
償おうとしない
壊れた天秤にかけた命は
もう右には傾かない
本当は同じ重さのはずなのに…


受け継がれた間違った思考
勘違いされた僕らの変化
僕ら思う進化した存在
僕は思う退化した存在

罪なきモノが逝って
罪ありモノが生きているこの世界
神の期待を見事に裏切った
僕ら心の中に壊れた天秤
直せる人はもういない


秤にかけた命
右に傾いてよ
もう一度だけ

無垢な赤ん坊の瞳に映る景色
醜いこの世界
もうこれ以上壊れた天秤を
創らないでと叫んでる
赤ん坊の天秤は壊れてた

償えない罪を増やして僕らは
償おうとしない
壊れた天秤にかけた命は
もう右には傾かない
本当は同じ重さのはずなのに…


壊れた天秤が泣いている
枯れた涙を流して…