臆病な狼
作詞 うるふ
From my mouth....
僕は、挨拶がわりに銃を出し
抱きつくかわりに毒を吐き
キスするかわりに噛み殺します
君は、優しく僕を撫でるのに
臆病な僕は、その優しさに気づかないフリして
手を払い、噛みつきその心臓をちぎるのです
そして、脈を失った君を
優しく抱いて、涙を流し、自分を殺す
僕は君を愛しているのに
愛しているのに、臆病な僕は
君を、抱きしめたら、キスをしたら
全て失ってしまうような気がして怖いのです
*
君は、僕に会ったら笑顔を咲かせ
言葉のかわりに抱きしめて
好きより先に、キスをする
僕が威嚇をしてもたやすく笑い
牙をむけても優しく撫でる
切り刻んだら
「ありがとう」と「ごめんね」をもらす
そして、笑顔が消えた君を
骨一本も残さず食べることが、僕の役目です
僕は、臆病な狼
from my mouth....
愛の言葉なんて溢れない
|