音を追うように
空気を紡ごう
言葉にできない
形のないものを
あなたに伝えるために

受け止められないほど
大きくなってしまったこの想いは
あなたにしか向かないの

せめて突き放すなら
優しく笑ったりしないで
中途半端な立ち位置が
一番痛いの

この唇に残る
柔らかな温度が
零れた涙で冷まされる
苦し紛れに静かに動かし
紡ぎだされた言の葉

｢サヨナラ愛シイ人｣

さあ、音に乗せよう
届け、届け。
あなたのもとに。

世界で一番
優しく痛く甘く温かい
唯の一人のあなたのもとに。