貴方が好きです大好きです
いつも見てます遠くから
でも言えません言えません
私の気持ち言えないのです

この世界が終わる直前
そんな時でもくれば
言えるのでしょうかこの気持ち
貴方に貴方に

…なんて事思ってたら
世界が騒ぎ始めた
ニュースもラジオも絶望
皆泣いたり怒ったり

ごめんなさい
私があんな事思ったせいだわ
見たかったのは
貴方のそんな顔じゃ無かった

私は駆け出す 貴方の元へ

さぁいよいよカウントダウン
巨大隕石突撃間違いなし
もうすぐこの星に穴が空く
私の心には既にぽっかり

時間の流れがやけにゆっくり
もういっそのこと
一秒でも早く終わればいいのに

もし別の星で生命が活動してたら
次の命ではちゃんと
貴方と一緒になって
貴方似の可愛い子供に恵まれて
幸せに一生を遂げたい

さぁやっと貴方の元へ
貴方は泣きそうな顔をして
それでも「どうしたの、そんな息切らして」って震えた声で
そんな優しい貴方が大好きよ

轟音が鳴り響いて 空が光る

「ずっと好きでした」
私は貴方に駆け寄り抱き締めた
「…ありがとう」
優しく抱き返してくれた

「「さよなら」」