卒業
作詞 SUR
はじめて会ったのはいつだったっけ
晴れた日だったのは覚えてるんだ
久しぶりに暖かかい日だった
そうか 春だ
そうだ あの日
あの日ここできみに会ったんだ
愛だとか恋だとか
昔から苦手なんだ
いつからだっけ
きみと、もっと話したいとか
一緒にいたいとか
はじめから
こんな気持ちだったわけじゃない
恥ずかしくて
嘘をついた
恋なんて似合わないから
気づかれたくなかった
でも
きみとは仲良くいたかった
今まで通り
気の合うやつらで集まって
騒いでいればいい
ふざけていればいい
それでいい
そんなやつらと
きみと
「またね」
でも本当はわかってる
これからは
今みたいに会えなくなる
みんなと会えなくなること
きみと、会えなくなることぐらい
いつもきみが馬鹿にする
こんな人間にでもさ
それぐらいはわかってるよ
きみが生きる場所は
“ここ”じゃなくなる
きみのことだから
“新しい場所”で
すぐに仲間ができるんだろうね
きみのことだから
みんなに好かれるんだろう
きみのこと好きだった
僕はこの想いを伝えることなく
ここから離れるだろう
今言ったことが
嘘なわけじゃない
でも
最後だとしても、
やっぱり言えない
僕はこれからも
変わらないまま
この僕で生きる
だから
もしも、また会えたら
今みたいに
楽しく話そうよ
またね
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