細い路地　女の子が空を見上げてる
あんなところからじゃ長細い空しか見えないのに
きっと空が好きなんだ　幸せそうに見上げてる

僕は広い空を見れてるのに
細い路地の女の子よりも幸せなのに
それに気がつけないんだ

とある町　飢えに苦しむ男の子が唄ってた
明日にはきっといいことがある僕は明日が楽しみだって
必死に明日を待って今日を生きてるんだ　きっと明日も明日を待つんだろうな

僕は今日もおなかいっぱいで
当たり前に明日を待ってる
それを幸せだとも思わずに

僕はきっとたくさんの誰かより幸せで
でもそれに気がつけないんだ
細い路地の女の子よりも
飢えに苦しむ男の子よりも
きっと僕は幸せで　僕はそれに気がつけない
女の子は細い空に幸せを
男の子は明日を待つことに幸せを
二つとも僕は持ってるのに幸せに思えないんだ

身近にある僕の持ってる幸せ　それに気がつけない僕は
実は一番不幸せなのかも知れない