喰らわれ終わった世界
作詞 新羅
(世界を喰らう王。
私の世界、君の世界。
全てを食らい、従えるのは何か…。)
私の世界。
無価値の世界。
私の世界はいつも雨。
暗く青い雨粒の滝。
見えざる君を探してる。
君の世界。
価値有る世界。
君の世界はいつも雨。
明るく虹のかかる空。
遠く暗い私を見てる。
(世界を守る騎士。
私の世界。君の世界。
全てを守り、得るものは何か…。)
輝く刃。
紅い刃。
騎士の剣は鮮やかに、
狙うは王の首ただ一つ。
邪悪な首を捜してる。
濁る刃。
黒き刃。
王の剣はただ黒く、
全ての闇を宿してる。
邪魔な騎士を狙ってる。
(驕り合う王と騎士。
私達の場所。王達の墓所。
戦場とかした、私達の場所。)
飛び散る火花。
王と騎士の罵声。
鳴り響く刃の音。
刃の折れた音、甲高く。
王の悲鳴、甲高く。
首落ち果てた王。
最後に突き刺された刃。
終わった王達の物語。
終わった騎士達の物語。
終わった私達の物語。
終わった君達の物語。
王が喰らった…、
最後の物語…。
これが最後の物語。
これからの始まりの物語…。
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