閂
作詞 NAOKI(高直蓙)
砂風舞う 藩境の先
霞む山へ 続く道
心の弱さ 全て知るかのように
番人の如く 立ちはだかって居る
高く聳え立つ 厚き門
一文字に固めた 鋼鉄の鍵
何者も 雀さえも 決して通さず
閂のように 固く閉ざしている
何も通さず
何も聞かず
何も見えず
何も受け入れず
聳え立つ門は 心の中にある
牙城の鍵は 己の中にある
開かずの扉を拓け
未来をこの手で掴め
「閂き」を外せば そこは お前の未来だ
心の扉を拓け
明日を自分で掴め
心の鍵は もう 解けるのを待っている
自然を旅するジプシーのように
天衣無縫に心を翔る
空を舞う自由な鳥のように
時の風にゆだねて
何もかも 痛みさえも 翼にかえて
心を乗せて 時ゆくままに
その身を乗せて 過ぎ行くままに
|