この世に刻み込み。
作詞 悠徒
8の字に佇む
少女等の庭箱
俯いた横顔
凍てつく夜に抱かれて
8時を告げる鐘
少年等の帰国
はみ出された子供
騒がしい声に埋もれる
損得の羅刹神
慈悲を込めて祈る
艶めくその髪は
暗い闇に靡け
見果てぬ思いはこの世に刻み込み
止まらぬ雨にさえ背を向けて
走り抜けること
そう、誰か僕へ火を向けて
鳴かせてくれ 永遠と。
焼き残る出会い
衝撃的鼓動
音無きこの街は
君からの脈拍音(ね)だけ
狂い咲く(ざく)花火
線香花火一つ
炸裂する火玉
儚く散る身体
鈍らぬ想いはこの世に刻み込み
動かぬ時の音に
身を委ね堕ちてゆく けど。
そう、誰か僕を火の元へ
捧げてくれ 永遠と。
空白の夢物語(ストーリー)
悪夢を見た子供
朽ち果てた花一輪
そっと今 口付け
交える刃に過去を映らせる
忘れたと嘘ついて浮かべては
目を瞑る君
あぁ、誰か僕を火に上げて
止めをさせ 今すぐに。
絡み合う斬撃
絡み合う社会
揺れる帯は吹かれ
唯我独尊心理(ゆいがどくそんしんり)
赤染めの桜
斬りかかる阿修羅
鮮血身体殺戮(せんけつみたいさつりく)
我武者羅(がむしゃら)に駆け出せ
流れる血を喰らえ
高まる思いをこの世に刻み込む
守るべき術(すべ)さえ
失ったあの夜の事
そう、思いは切断したこの世
未練はない見捨ててくれ
今直ぐに。
|