君の声が聞こえたような気がしてゆっくり振り返った
分かりきってるのにいらない希望を
抱いてはまた一人 涙零した

もう傍にいないんだ・ってことくらい もう分かってるよ僕だって
でも 君がいない毎日に君の存在理由を求めてる
失ったり壊したものは　もう同じように作ったりできない
特に大事な人みたいな 失えば胸に穴が開くものが

違うから愛していたんだ 違うから大事にできたんだ
もし 同じだったなら 僕は君を気味悪がっただろう
君が僕なんかに似てないから 好きになれた

僕にないものが君にあったから 補おうとしてたんじゃない
僕にないものを持ってるから 永遠の憧れだったから
広すぎる空を見るには 隣に君が必要だった
ただ 君が大好きだった

君の声が聞こえたような気がしてゆっくり振り返った
分かりきってるけど必要な希望を
抱いてはまた一人　君を探した

僕の目の前の世界の中に君の笑顔がないから
とりあえず「寂しい」とだけ呟いて 代えられない価値を必死に計った
君のこと想った回数は 何万も何兆も超えたんだ
離れてからしか分かんなかったけど 君は僕の世界だった

ただ君が大好きだったって まだ君が大好きだって
それ以上は言葉は要らないだろう いや 言葉になんてならないよね

僕の目の前の世界はまだ動き始めてないよ
僕の時間を動かす鍵は まだ君の愛しかった笑顔だから
写真なんかじゃ動かないんだ 傍で笑って 傍で言って

「バカ」って僕の頬を打ってよ
きっと目の前の世界に色がつくから


僕も感情が戻った笑顔で言うから

「大好き」

ってさ…