砂漠
作詞 がふ
無機質な黄土色 ここは不毛の砂漠
砂 風 太陽でさえ “昨日の友は今日の敵”
汗も血も涙も出ないほど からだはもうカラカラさ
水はとっくに無くなった 水筒ごと失くしたよ
失くした水筒探す余裕はないぜ
だから歩くよ
砂地を歩く訓練はしてきたけど無意味だったかも
ここは浜辺じゃない
蜃気楼かもしれないけど この不毛と思ってた砂漠にも
ほらそこに見えるだろ トゲだらけのサボテンが
幻でもいいのにオアシスは見つからない
幻覚に必要なイメージすら忘れたから
失くしたイメージなんていつか舞い戻る
歩いてるうちに
あぁ もう末期症状
喉の渇きすら麻痺してきたみたい 楽になっちゃいそう
蜃気楼かもしれないけど この不毛と思ってた砂漠にも
ほらそこに見えるだろ おいしそうなサボテンが
失くした自分なら砂の中
掘り出すか 棄て去るか
砂地を歩く訓練をしてきたことの意味など知らない
知る必要もない
遠くに在るものが近くに見える それが そう 蜃気楼
無い訳じゃないんだぜ
歩いてけ 無駄足じゃない
ほらそこに見えてるだろ
トゲさえ我慢すればおいしそうなサボテンがさ
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