Cocoon
作詞 斗望
ただただ空虚だった 手のひらには穴があった
覗いて見つめていた 空の体を
言葉で確かめ合う日々を 馬鹿らしいと思い始めた私の
首を絞めて泣かせた君は まだ私に何か言わせたがっている
このまま沈んでいきたかった
まだ手を伸ばしてくれることを信じたくなくて
身体を貫く鎖は骨に絡む
作り上げた過去と生み出されていく未来が
すべて重なって吐き気すらするの
貴方のとなりで眠る私は
独りの夜の私と同じであってほしい
いつも孤独で惨めな私は
嘘の温度と痛みさえ必要なんだと
思い込んで 飲み込んで
叶うはずのない願いは散っていくこともなく
責める瞳の中に自分の罪を見る
私が大切ですか 自己を高めるための道具ですか
私に向ける感情は何ですか それはゴミですか
私を否定し続けるのですか 頷かないのですか
私の気持ちが分りますか それは演技ですか
私に口づけをするのですか 手を握るのですか
愛していますか 憎んでいますか
置き去りのままにしてください
別にわからなくていい
重なるはずのない思いは 私の中だけで腐っていけ
貴方のとなりで眠る私は
地下室で眠る私とは違っていて
貴方を傷つけずに 貴方を見つめている
貴女のとなりで眠る僕は
独りの貴女を知らないままで
貴女の僕を知らないままで
貴方のとなりで眠る私は
独りの夜の私と同じであってほしい
いつも孤独で惨めな私は
嘘の温度と痛みさえ必要なんだと
思い込んで 飲み込んで
罪の繭の中で眠りろう
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