EXIT
作詞 白野
緑の海をかきわけて
忘れ去られた 場所に立とう
歯車は 錆びてしまった
梯子は 途切れてしまった
僕は何処へ進んでいるのだろう
花はまだ咲いているけど
蔦に食われた壁の前
置いていかれた 場所に立とう
カーテンは 風と遊び
痛んだ 床にはガラス
僕は何処へ向かってるのだろう
花はもう散ってしまった
誰かが 僕を呼んでいるような 気がして
死に向かうために 生きるのならば
夢は 何のためにあるのだろう
花のように 枯れるだけか
空の見える 屋根から
射しこむ 光は僕を
「終わりたくない」と
留まらせる 楔か
煙突は そびえるだけ
扉は 開かないまま
僕の出口はまだ見つからないよ
花なんて無くなったのに
静かに 何か伝えてるように 思えて
生きてゆくために 死があるならば
愛は 何のためにあるのだろう
花のように 朽ちるだけか
穴の開いた 壁から
流れくる 風は君を
「失いたくない」と
知らしめる 鎖か
コンクリートから 見える骨組み
もう少しだけ 此処に居よう
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